‐ MINI SCHOOLの共同創業者、開発/運用総括取締役のKim Daegilさん-
MINI SCHOOLの担当者は、WhaTapのメリットとして、Server Monitoringのためのエージェントインストールから利用まで、10分もかからない導入の簡単さ、UI/UXの使い勝手、それにサービスをリアルタイムでひと目で確認できるダッシュボードを挙げています。
ここでは、MINI SCHOOLが、自社の時間とリソースを効率的に使うためWhaTap Monitoringをどのように活用しているのか、規模の小さい組織ほどWhaTap Monitoringを選択すべき理由を、同社の共同創業者として開発と運用を統括しているKim Dagilさんから伺います。
A)MINI SCHOOLはKakaoでボイスチャットを開発していたエンジニアらが、スピンアウトして2016年創業した学習系スタートアップです。MINI SCHOOLは現在、リモート教育のプラットフォームと、これをベースとした学習サービスを開発/運用しています。
MINI SCHOOLプラットフォームは「キャラクターティーチング」というコンセプトを採用しています。教える側と教わる側が対面せずに、教師は子どもたちが好きなキャラクターを使って、まるでゲームのように授業を受けます。この方式により子どもたちの授業に対する没入感が生まれます。教師はWindowsかMacOSからGoogle Chromeブラウザで授業を進め、学生はAndroidやiOSの多様なデバイスから参加できます。また、保護者も授業をリアルタイムで見れるほか、授業内容は動画と画像としてアーカイブできます。
A)WhaTap Monitoringは、MINI SCHOOLの開発とDevOps組織でインフラ状況をモニタリングし、アラートを受信する用途で使われています。MINI SCHOOLプラットフォームがB2B戦略を取っているため、大半の人材リソースがプラットフォーム開発と運用を担当しています。MINI SCHOOLのサーバーインフラは大半がAWS上で構成されています。そのほかにもCLOVA Voice(Naver Cloud)、通知(NHN Cloud)等、クラウドベースの各種サービスをプラットフォーム開発と運用に活用しています。
A)大量のトラフィックに対応するためのインフラを構築する過程で、自然にインフラ向けのモニタリングとアラートシステムへのニーズが浮かんできました。モニタリングサービスをいろいろ調べた上で、WhaTap Monitoringの導入が最も簡単だと判断しました。
A)以前はcacti、Zabbix等のオープンソースツールを使っていました。WhaTapを導入する直前はDataDogのログモニタリング、RUM(Real User Monitor)、インフラモニタリングを使っていました。
A)Server MonitoringとURL Monitoringです。
A)WWhaTap Monitoringは何よりインストールが簡単です。時間も費用のスタートアップにとっては、簡単に導入できて、すぐ使える点は最も大きいメリットになります。他の製品の複雑な構成が不満で、WhaTap Monitoringへ切り替えた理由もここにあります。実際、WhaTap Monitoringはエージェントインストールから、アラート設定まで10分もかかりませんでした。
また、Server MonitoringではResource Equalizerはとてもよく使っています。URL Monitoringも特定サービスのURLに対するヘルスチェックとしてかなり効果的です。
A)他のサービスは、構成があまりにも複雑で、設定まで時間がかかりすぎていました。UIもなかなか難しくて使いこなすまで相当の努力が要ります。このような点は、我々のように時間とリソースに制限がありがちなスタートアップにはデメリットになります。
最近、スタートアップの中には別で運用組織を持たない場合があります。このような規模の小さい組織でもユーザー向けにクオリティの高いサービスを提供したいのなら、体系的にインフラがモニタリングできて障害にすぐ対処できるモニタリングサービスの導入は必須かと思います。