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実物経済を超え、デジタル経済を担う韓国造幣公社、 クラウドを通じてデジタルプラットフォーム企業として生まれ変わる


実物経済を超え、デジタル経済を担う韓国造幣公社、クラウドを通じてデジタルプラットフォーム企業として生まれ変わる

韓国造幣公社は貨幣、パスポート、住民登録証など「実物経済」ベースの製品を製造・供給して蓄積した信頼性と偽造・変造防止技術を基に「支払決済」「身元認証」「価値保存」というコアバリューに基づき、モバイル身分証、地域デジタルプラットフォーム「chak(チャク)」、電子署名認証サービスなどの新規事業を推進し、「デジタル経済」の中枢的な役割を果たし続けています。

デジタルプラットフォーム企業として生まれ変わっている韓国造幣公社は、クラウドが必要なサービスに積極的に対応し、ハイパーコネクティビティ時代の国民信頼プラットフォームパートナーとして成長しています。

公共サービスを提供する公共機関は、どのようにモニタリングを活用しているのでしょうか?韓国造幣公社のECモールを運営している韓国造幣公社の担当者に直接会ってお話を伺いました。

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韓国造幣公社について紹介をお願いします。

韓国造幣公社は貨幣やパスポート、住民登録証などを製造、供給しています。製造施設が大田、慶北慶山、忠南扶余などにあり、各種有価証券やセキュリティ製品を製造するだけでなく、製品に適用される偽造・変造防止技術を研究開発しています。

最近、弊公社は実物経済を超えてデジタル経済を担う公共機関への変化を図っており、その一環としてモバイル身分証サービス事業や地域決済プラットフォーム「chak(チャク)」などを運営し、国家政策に歩調を合わせて中枢的な役割を担っています。

開発/運営組織と人員構成の状況について紹介をお願いします。

私はICT企画・保安処傘下の経営情報チームに所属しており、経営情報チームは計8名で構成されています。経営情報チームは経営情報システム (MIS) を中心に業務を行っています。この他にも、弊公社のECモールやその他の対外サービスを運営しています。

最近、BTSの記念メダルが話題になりましたね。BTSの記念メダルを韓国造幣公社のECモールで販売していたことを覚えています。

BTSの記念メダルは、全世界のBTSファンと国民を対象に販売しました。アクセスが集中することを予想し、弊公社のECモールだけでなく、Weverse Shopと新韓銀行の全国支店を含む複数のチャネルを通じて販売し、アクセスを分散しました。これにより、ECモールへのアクセスに大きな無理はありませんでした。

他にもアクセスが多いものや規模が大きい韓国造幣公社ならではの公共サービスはどのようなものがありますか?

「モバイルチャク (chak)」という公共サービスがあります。チャク (chak) は各種政策で発生する手当てを支給する方法として活用されていますが、現在弊公社が提供している最大の公共サービスの一つです。チャク (chak) を利用して決済できる自治体は、群山をはじめ80以上です。

このほかにもモバイル運転免許証サービスを運営しており、平均アクセス数は約100万〜200万人と推算されます。

WhaTapのモニタリングソリューションを導入した背景と選択の理由は何でしょうか?

以前は、弊公社が管理する公共サービスの種類と規模が相対的に大きくなかったので、モニタリングソリューションを正式に導入するほどではありませんでした。ただし、特定のイベントがある場合は、オンプレミス型アプリケーションモニタリングソリューションを一時的に使用しました。

ところが、弊公社が運営しているECモールの規模がだんだん大きくなり、直観的に問題を解決して性能を安定的に管理する必要性を感じ、これを契機にモニタリングソリューションの導入を検討しました。

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クラウドに切り替えた公共サービスは何でしょうか?

弊公社が提供する公共サービスの中では、ECモールと使い捨てカップ保証金事業をクラウドに切り替えました。使い捨てカップの保証金は、店舗で飲み物を購入する際に300ウォンの保証金が追加決済され、使い捨てカップを店舗に返却すれば300ウォンを返してもらえるという事業です。使い捨てカップの重複と偽造・変造を防ぐためのシールラベル製作を弊公社が行っています。

モニタリングを利用しながら、問題を解決したり性能を改善したりした経験について教えてください。

現行硬貨セットを販売する過程で、スロークエリのような問題を素早く見つけることができました。

現行硬貨セットは弊公社で最も人気のある記念貨幣で、1ウォンから500ウォンまでの全6種類の硬貨で構成されています。硬貨(コイン)は毎年発行量を計画し限定的に生産しています。硬貨の発行量が少ない年は硬貨の希少性が高く、コレクターたちが最も関心を持っている製品です。

現行硬貨セットが口コミで広がり、コレクターの他にもこの製品の購入を希望する国民が増えました。そこで、より多くのアクセスを収容するために、オンプレミスで運用中のECモールシステムをクラウドに転換しました。クラウドに切り替えて、サービスの安定性のためにWhaTapで性能テストを行いました。迅速なサポートのおかげでインストールを終え、ダッシュボード画面を見ながら性能問題を素早く識別して解決し、改善することができました。

モニタリングを使用しながら、難しかったことや不便だったことはありましたか?

使用中に気になることがあれば、専門の性能エンジニアと担当者にすぐに問い合わせました。リアルタイムで質疑応答をしていただき、使用中に不便だと感じたことはありませんでした。

WhaTapで一番よく見るダッシュボード画面は何でしょうか?

現在使用中のApplication Monitoringでは、メインダッシュボード画面を一番よく確認します。その次に、ヒットマップの上部に表示されたトランザクションを確認しますが、分布もチャートの形によってどのような問題が発生したのか直観的に確認することができるので、よく見ています。

公共サービスでモニタリングソリューションを使用しなければならない理由はありますか?

サービス開発者またはエンジニアであれば導入するのが難しいだけで、モニタリングの必要性を認知していると思います。

公共サービスの場合、ユーザーがどれだけ流入するかわからないので、障害を予測して対応するためにはモニタリングソリューションが必要不可欠だと思います。また、最高のサービス品質のために、よりいっそう細心な管理をするためにも必要です。どの部分に問題が発生して、どこで性能を改善するかを把握できるからです。公共サービスは、ユーザーに最高の品質とサービスを着実に提供することが最優先になるべきだと思うので、モニタリングソリューションは絶対に欠かせません。

弊公社が運営している造幣公社のECモールは、24時間システムの負荷なしに安定的に運用されなければなりません。モニタリングがなければ問題の改善点に対する客観的なデータを見つけることができないため、サービスの品質向上もできません。特に、国民が最適化された環境で満足に公共サービスを利用できるように、モニタリングを通じて性能管理をしなければなりません。

公共サービスを提供する公共機関と公共サービス開発担当者に、モニタリングを一文で要約していただけますか?

私はこう言いたいです。

サービスを改善して品質を向上させるために、モニタリングは必須です。モニタリングによって直感的にデータを確認することができ、さらに性能を改善することができました。

公共サービスであればあるほど、より安定したサービスをお客様に提供しなければなりません。モニタリングの導入から現在まで、大きな問題なく安定的にサービスを運用しています。イベントや障害発生時の原因分析からサービスの安定化まで、モニタリングソリューションで持続的に管理すれば、今後も大きな困難はないと思います。

デモをクリックして、WhaTap Monitoringを体験してみませんか?