
ネクスティエレクトロニクス様は、豊田通商グループの中核を担う、車載分野に強みを持つ世界トップレベルの半導体・電子部品商社です。自動運転やコネクテッド技術など、自動車向けのエレクトロニクス技術・部品において世界最大級のシェアを誇り、産業機器などの電子機器分野も幅広く手掛けています。
単なる商社機能にとどまらず、最先端の半導体提案から、自社でのソフトウェア受託開発、品質センターでの解析サポートなど、ソフト・ハード開発から品質管理までをワンストップでグローバルに提供しています。技術、品質、機能を結集し、社会課題の解決に貢献する企業として運営されており、2026年時点では豊田通商のネットワークを活用し、世界17カ国36拠点で事業を展開されています。
ネクスティエレクトロニクス様は、世界10カ国20拠点をカバーする大規模な受発注管理システムをシンガポールのデータセンターで運営し、グローバル規模の半導体・電子部品の専門商社としての事業を支えています。このITシステムは大きく購買、物流、決済などの重要な業務システムとして稼働しています。システムはアプリケーションにJava、データベースにOracle、サーバーにはWindows Serverという構成で構築されています。これらシステムの安定稼働と可用性を維持する運用において、以下のような課題に直面していました。
これまでは、システムの安定稼働と可用性を維持するため、アプリケーション側の稼働状況は主にログデータとして記録、サーバーおよびデータベース側の稼働状況についてはシェルスクリプト基盤の監視ツールを用いて確認を行っていました。しかしこの手法では、万が一システムに障害が発生した際、その原因調査を膨大なログデータに依存するしかありませんでした。そのため、調査の精度やスピードが対応にあたるエンジニア個人のスキルや過去の経験に大きく依存してしまい、最終的な原因調査結果が出るまでに相当の時間を要していました。異常を即座に検知し、問題解決までの平均修復時間(MTTR)を短縮していくことには、従来の仕組みでは明確な限界が存在していました。

大規模環境においてシステムの健全性を保つためには迅速な異常把握が不可欠ですが、従来の環境では、稼働状況をすぐに把握するためのアラート通知の設定において監視が行き届かない「死角」が複数存在していました。そのため、潜在的なパフォーマンスの低下や異常が発生していてもそれを即座に捉えきれず、結果としてリアルタイムでの問題検知には至っていないという大きな課題を抱えていました。
監視業務そのものの課題に加え、日々の運用担当者のリソースを大きく圧迫していたのがITベンダーとの情報共有に必要となるデータの準備です。ITベンダーへの情報共有において、システムの運用状況を適切に把握し、情報提供として必要なパフォーマンスや稼働状況、サーバーリソースに関するデータ収集と資料作成に労力がかかっていました。またアプリケーションやデータベース、サーバーのインフラ担当と開発担当の間で参照するデータが統一されておらず、障害発生時などの担当間でのスムーズな協業やコミュニケーションが取りづらい状況も生じていました。
解決策と導入後の効果について、詳しくはお客様事例集でご確認ください。
